社会基盤コースでは、地盤材料や建設材料、土木構造物に関する実験・研究を行っており、 土木実験棟内の東側が実験室となっています。
土の力学的な性質である圧縮性、圧密を調べる試験機です。
土に荷重が加わることによって土粒子がつくる土骨格が縮み、土の間隙中の空気や水が抜けて体積が減少し、 密度が増加する現象を圧密といいます。その時間と、圧縮量を圧密試験機を用いて調べることができます。 この試験から得られる圧縮性と圧密速度は、飽和粘性土地盤の沈下量と沈下時間の推定に利用されます。
いくつかの拘束圧のもとで土を圧縮し、破壊時の拘束圧と圧縮強さから、
土の強度定数である粘着力とせん断抵抗角を求めます。
適用土質や試験結果の使用方法などによって、
・非圧密非排水試験
・圧密非排水試験(間隙水圧の測定なし)
・圧密非排水試験(間隙水圧の測定あり)
・圧密排水試験
の4種類の試験方法があります。
主に岩石など、比較的高強度な土木材料の一軸圧縮試験を行う機械です。
最大荷重10MNの圧縮試験機で主に梁や鋼材の曲げ試験を実施し、 構造物として使用する際の物性を確認しています。
大型の試験機であるため、より実寸法に近い供試体で試験が行えます。
また、冶具を交換することで圧縮試験も可能です。